2018年の活動

Apr.21 春のイベントのご報告 ~京都美山・かやぶきの里ツアー~

421()、なつかしい日本の原風景“美山かやぶきの里”ツアーを行いました。当日は天候の心配も全くなく、初夏を思わせる下、9名の参加を頂きました。

 

JR嵯峨野線、園部駅での集合時間に皆さん遅れることなく到着後、バスに乗車し出発致しました。

今回の行程は園部駅を出て自然文化村⇒かやぶきの里⇒大石酒造美山路・酒の館⇒美山道の駅⇒園部駅で解散です。

 自然文化村へのほぼ一時間程はそれぞれ隣席の方とお話をしたり、道中山間の景色を楽しみながら過ごしました。

 

自然文化村に到着後、河鹿荘で少し早めのランチタイム。朝早くの出発だったので、皆さん早めの松花堂弁当に喜ばれた様子でした。ランチ後は河鹿荘周辺で満開だった八重桜や川のせせらぎを感じながら散策し、バス出発までの時間を楽しみ、メインであるかやぶきの里へ。ユーモアたっぷりのガイドさんから説明を受け、かやぶきの里を案内してもらいました。丁度、茅の吹き替えをしていたり、資料館で昔の農耕に使っていた道具に浸ったりしながら1時間余り散策しました。

 

帰途、老舗の酒造館や道の駅に寄りお酒の試飲や美山の野菜など、好みのお土産を買い園部駅に向かいました。車中、皆さんお疲れの様子でしたが、怪我もなく楽しんで頂けたと確信した今回のツアーでした。

 

次回、更に多くの方に参加して頂ける様、企画したいと思っておりますので、ご協力宜しくお願い致します。

(文化交流部会)

Mar.30    第92回ハローマイト懇話会のご報告

第92回ハローマイト懇話会は3月30日に開催。場所は阪南大学あべのハルカスキャンパス23階。出席者は30名。今回初めて、阪南大学 国際学部及び国際コミュニケーション学部の生徒4名の参加を得た。日豪協会会員では無い方も8名の参加で有る。

50年間に渡りホテルビジネスに従事され、東京のフェアーモントホテル、神戸のオリエンタルホテル、69年には大阪のプラザホテルを経て、88年に青木建設に入社、ウエスティンホテル大阪の社長の経歴を有される安冨氏が語られた講演は、迫力と魅力で満載。内容に深さが有り、身近な内容にも触れられた。聴衆は静かに聞き入ったが、涙する人もいた。それは95年の阪神・淡路大震災の時、安富氏は自宅が被災した中、奥様の進言で、奥様は学校に、ご自身は車でホテルにようやく到着されてから、間髪を入れず、独身寮の社員を招集し、ロビーにテーブルを出し無料で珈琲とパンを振舞った事等を話された時だった。素晴らしい対応を聞き付けた他のホテルに宿泊していた外国人客も、大挙してやって来た。翌日には宴会場の一室を内外の報道陣に開放された。被災者には客室を半額で提供され、温浴施設を宿泊者以外に無料開放をされた。この様な安富氏の行動は「Hotel value community role」と題してJapan Times誌で「ホテルの社会性を示した」と称賛された。他にも「振舞う心」と「他人に振舞う心」を持ちながら、ホテルは365日 24時間 動く 厳しいビジネスで有るので、相当の覚悟は必要と説かれた。更なる詳細については、安富氏から提供して頂いた下記の資料を読まれる事をお勧めしたい。

①「ホテルの社会史」青弓社:大阪の発展・後編、ホテルプラザの盛衰

②「ウェスティンの国際戦略と日本進出、新梅田シティ開発」:ホテル&レストラン業界誌

③「ウェスティンホテル淡路リゾート&コンファレンス(夢舞台)の開発」:業界誌

④「神戸震災日記」新潮社、田中康夫:『あるホテルマンの奮戦』

⑤「Human PLAZA」積水ハウスIR誌:『心温まるおもてなしの館の創造』

⑥「新生・ウェスティンホテル大阪」:ホテル&レストラン業界誌

 

さらに「夢舞台」について、建築家・安藤忠雄の考えられた広大なランドスケープの中で、とてもコンテンポラリーな建築特性、及びインテリア・デザインを、映像を通じての「見える化」の中で講演された。映像を通じて、聴衆に押し迫って来るものを感じたのは、筆者だけではないでしょう。

では、講演会に参加されました方々はどう思われたのでしょうか。

講演の終了後、女性参加者が、花束を贈呈されました。感謝の意味を込められたのでしょう。ご両人の目から光るものが、司会をしていた筆者には見えました。

「安冨副会長のお話は、ホテル業のホスピタリティ、そしてそれを支えるメンタリティを教示する大変興味深いものでした。若い学生に貴重なお話をしていただき、誠にありがとうございました。」実際に、学生諸氏が、真剣な顔をして、安富さんに相談に行っていた光景を、近くで見て、胸を打たれました。

❸日豪協会の会員でない方からの講演会に参加した感想です。

「船を作りたいなら、男たちを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい」の話を思い出しました。私は「人に命令されたから」、「自分の仕事だから」と仕事をしていては『心』はおろか一流と呼ばれることはあり得ないと思います。だからこそ、ウェスティンが一流とよばれる所に、私が憧れと尊敬を感じるところがあります。きっと、安冨様はどういう形であれ、広大な海の存在を説き、そこで働く皆様が『心』をもって一丸となりホテルビジネスに挑んだ、そして挑み続けている形を作られたのだと、恐縮ながら解釈させていただきました。

 (文責:坂本章)